福岡国道事務所が管理する共同溝2か所の点検調査に同事務所にて発注者支援業務に従事する西日本コントラクト株式会社の社員が同行しました。共同溝とは毎日の生活に欠かせない電話、電気、ガス、上・下水道などのライフラインのうち、電話局間、変電所間、浄水場間等を結ぶ幹線設備を収容する道路の地下にある施設です。
※出典(外部リンク):国土交通省ウェブサイト
共同溝はコンクリート構造のトンネルになっており、そこにライフラインの設備を収容しています。
《共同溝の効果例》
1.道路の掘り返し頻度が減り、ライフライン維持を図れます
共同溝内にライフラインを収容することで、各種設備の補修時における道路の掘り返しの頻度が少なくなります。こまめなメンテナンスも可能であり、ライフラインに異常が発生した場合でも迅速に復旧が図れます。
2.交通渋滞が緩和されます
道路の掘り返し頻度が少なくなるため、車線を規制する頻度も少なくなります。車線規制は交通渋滞を生み出す要因のため、共同溝によりスムーズな交通環境を維持できます。
3.街の美観向上、安全性向上に貢献します
電線や光ファイバーは電線上に敷設されることが多い設備です。地中の共同溝内に収容することで地上の電柱や電線をなくし街の美観向上に貢献します。また災害時に電柱や電線による道路寸断や2次災害等の抑止にもつながります。
今回点検調査した共同溝は国が管理しており、換気設備や排水設備、照明設備が完備され常時管理ができるように設計されていました。このような管理体制のもと定期的に維持点検は行われており、私たちの生活が支えられているものと感じ、とても貴重な体験となりました。